コミュニケーション, 自分らしさ

本当の気持ちを言えないのは・・・

本当の気持ちを言えていますか?

私たちは6歳くらいまでにさまざまな生きていくうえでの設定をしていると心理学の世界では考えられています。

20代の頃から、自分がアダルトチルドレンではないかと感じて、心理学の勉強もしていたので、子どもを授かり、子育てするときも、様々な育児書や、発達心理学の本も読んだりしたものです。

自分自身が持っている設定が、生きづらさの原因ではないかと感じていたからです。

この話をすると、親のせいで幸せな人生が送れないんだ!と親を責めてしまう人もいるのですが、そういうことではありません。また、今子育て中の人が、自分を責めてしまうのも、問題の解決にはつながりません。

 

私たちは、残念ながら知らないことはできないものなのです。

行動も、会話も、人とのつきあい方も、したことのないことは、すぐにはできないんです。

泳ぎ方の本をどれだけ読んでも、いきなり泳げるようにはなりませんよね。

自動車の運転も、ルールを学び、車の運転の方法を本で読むだけでは運転できるようにはなりませんよね。

 

実際に、自分で行動して初めて身につけられるのが技術です。

 

心理学をどれだけ学び、頭で理解しても、

それを生活に活かすためには

実践していくことが大切なんですよね。

以前の私がそうだったように、

自分のことを後回しにしがちな人は、

自分を犠牲にしても、相手の気持ちを優先したいと考えていることが多いのです。

 

それが、幸せのためだと設定しているからです。

 

例えば、小さいころに、親の期待に応えることで、自分の居場所を確保していたからかもしれません。

自分さえ我慢すれば、

自分がもっとがんばれば、

みんなが幸せに過ごせる。

と信じているのかもしれません。

 

あるいは、小さいころに、自分の本心を言ったら、いつも否定されて傷ついていたのかもしれません。

相手のいうことさえ聞いていれば、

相手の指示に従っていれば、

見捨てられず、愛してもらえる。

と信じているのかもしれません。

 

親は、子どもを励ましていたつもりで、

「すごいね!」「できたね!」「もっとできるよ!」と言っていた言葉を

子どもが

「できなければだめ」「もっとがんばらなくちゃいけない」と

違う解釈で受け取っていたとしたら?

 

親は、良かれと思って、

「こっちの方がいいんじゃない?」「こうした方がうまくできるよ」と言っていた言葉を

子どもが

「自分の思うとおりにしてはだめ」「自分がいいと思っても聞いてもらえない」と

違う解釈で受け取っていたとしたら?

 

自分の気持ちは後回しにした方が人生はうまくいく

 

と設定しているのかもしれません。

 

本当の気持ちを感じないように生きてきた人が

本当の気持ちを感じると、涙が出るかもしれません。

 

でも、あなたはこの世でたった一人のあなたです。

あなたの気持ちを本当に分かってあげられるのは、あなた以外にはいないのです。

 

言える=癒える

 

自分のペースでいいので、本当の自分の気持ちを、自分自身が受け止めていけるようになると

きっとあなたの見える世界は変わり始めます。

 

あなたがあなたらしくますます輝けますように。

 

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