自分らしさ

どうして私ばっかり

今日は、よくある悩みの「どうして私ばっかり」について思うところを。

私も、以前はこの「どうして私ばっかり」にとらわれていました。

幼少期から周囲の人によって教えられた価値観を信じ、自分の感情を抑えて「こうあるべき」「こうするべき」という判断基準でものごとを見ることが、私自身の行動パターンでした。

  • 相手の機嫌を悪くしてはいけない
  • 本当の気持ちは言わない方がいい。
  • 相手のことを優先するべきだ。
  • 正しいことをしなければいけない。

こんな思い込みにどっぷりつかっていました。

「あなたは優しいよね」

「あなたは気配りができるよね」

「あなたは頭がいいよね」

「あなたはなんでもできるよね」

「あなたは〇〇〇だよね」

これらの言葉がより一層私を「そういう人でいなければならない」としばりつけていきます。

もう、自分が一体どういう人なのか、自分ではさっぱりわからなくなるほどに。

こんな風にして、相手に求められる自分でいることを続けていたら、人と会うのが嫌になりました。人と話すことも嫌になりました。人と一緒にいることが苦痛になったのです。

すると、そんな自分がダメなんだと、自分を責めるようになりました。こんな私は異常なんだと思うようになりました。

そして、こんな自分になったのは、周りのせいだと恨むようになりました。周りは敵ばかりと思うようになりました。人間不信のできあがりです。

すがるような気持ちで、心理学や自己啓発の本を読み、こころの勉強をしました。本屋に行けば、まさに私のために書いてくれたのかと思うようなタイトルの本がたくさん並んでいました。

そして、少しずつ、私は自分を取り戻せたように思います。

周囲の人の言葉も、いちいち大げさに受け取らないようになりました。

自分の中の思い込みも、ずいぶん客観的にみられるようになりました。

自分の感情を大切にすることも、少しずつできるようになりました。

だから、今苦しいなと思っている人も、きっと大丈夫だと信じられるのです。

私たちは全能の神ではありませんから、したいと思ってもできないこともあるのです。努力してもできないこともあるのです。できない自分を認めることで、できない自分を相手にきちんと伝えることで、いろんなことがうまくいくようになるような気がしています。

行動には必ず理由があるものです。

でも、習慣化してしまうと、理由ではなく、反応で行動してしまうのが人間です。

自分にとって好ましくないココロのクセは手放せるとよいですよね。

自分がどんな心のクセを身につけているのか、よく観察してみてください。

あなたがあなたらしくますます輝けますように。

最後まで読んでくださりありがとうございます。

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