コミュニケーション, 心理学

何もできていないと感じる人へ

お話しをしていると、

「私は何もできていない」

と自分に感じていらっしゃる方が少なくありません。

 

実際には、いろいろなことをされているのに

本人にとってはそれらは

「あたりまえ」

「誰でもすること」

「取るに足らないこと」

という認識なのかもしれません。

 

でも、健康で日常生活を送っているならば

何もできていないということはありませんよね。

 

特に、働くお母さんは、

家事、育児、仕事と、一人何役もこなしているのですから

圧倒的にしていることが多いものです。

 

真面目で責任感が強く、理想の高い人ほど

自分の描く理想どおりの結果しか認められない、

という心理状態になるので、

 

十分がんばっていることも

まだまだ足りない、と感じて

自分を追い込んでしまいやすいのです。

 

また、役割を何でも自分で抱え込もうとするクセを

身につけている人も多くいるように感じます。

 

特に母親は、子どもの世話をするもの、

という古い価値観に縛られていると

子どもがきちんとしていないと

自分が責められる、と思い込み

本来は子どもがすることまでも

お母さんが代わりにしようとしていたり。

 

赤ちゃんのお世話は母親がする、という考えが

根強い日本ですが、

授乳はお母さんにしかできないことですが、

ミルクをあげるのは誰でもできますし

授乳以外のことは、誰にでもできることです。

 

仕事がデキる人ほど、

人に仕事を任せられない、

ということもよく聞きます。

 

人に任せられない人の共通点は

すべて自分の思いどおりでないと気に入らない、

という考え方のように思います。

 

富士山に登るとき、

色々なルートがありますね。

 

初心者向けのコースから、上級者向けのコースまで。

自分のレベルに合わせたコースを選択することで

安全に楽しく登山ができます。

 

仕事も同じように考えてみましょう。

 

あなたは知識も経験も豊富です。

しかし、部下はまだそれほどに知識や経験がありません。

 

部下に仕事を任せると、

あなたから見れば無駄な時間と労力をかけているように

見えるでしょうし、実際にそうでしょう。

 

それはあなたが期待するのが上級者コースであり、

部下はまだ初心者コースを行く必要があるためです。

 

それなのに、無駄な時間と労力をかけている、と部下に伝えると、

部下の気持ちはどうなるでしょう?

 

結局、自分のしたいようにするのなら

勝手にすればいい。

言われたことだけすればいい。

 

こんな気持ちになるのではないでしょうか。

 

または、

 

期待に応えられない自分は

ダメな人間だ。

 

と自己否定感を感じるかもしれません。

 

TBSの「プレバト」の俳句の先生は、とても上手な指導をされていると思います。

俳句の査定をされるとき、

必ず、良い点を先に褒めています。

そのうえで、改善点を丁寧に説明するからこそ

俳句を作ってきた人も素直に聞いています。

 

いきなり、これはダメ、あれはダメ、と言われたら

誰でも気持ちが落ち込んでしまい、

そのあとで褒められてもあまり頭に残りませんね。

 

言いにくいこと、相手が聞きにくいこと(指摘やダメ出し)こそ、

伝える側は相手の気持ちを慮ることが大切です。

相手の聞く準備を整えるためには

できているところ、成長を期待しているという気持ち、

これらを伝えたうえで、

ここを直すともっとよくなるよ、

と伝えられると、あなたの気持ちはきちんと届くのではないかと思います。

 

これは、自分に対しても同じなんです。

何もできていない、と感じている人は

いつも自分にダメ出しから始めていないでしょうか?

 

セルフトーク(自己対話)のとき、

まずはできたこと、うまくいっていることを探して

自分をしっかり褒めてあげましょう。

 

あなたがあなたらしくますます輝けますように。

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