コミュニケーション, 心理学, 自分らしさ

相手を下に見ていませんか?

上下関係という言葉がありますね。

 

一般的に、上下というと「上」が良くて「下」が劣っているというようなイメージですよね。

 

人間は誰しもが平等です。

赤ちゃんも高齢者も命の重さに変わりはありません。

福沢先生もおっしゃいました。

「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」

 

では、私たちが使っている上下関係とはどういう意味でしょう?

 

それは、組織などの限定された場所で

立場の上下がある、ということです。

 

ピラミッド型の組織では

最高責任者がトップにいて

その下に管理職、部下が続いています。

 

立場の上下は何のためにあるのでしょう。

 

それは、責任の重さの違いではないかと考えます。

 

管理職というと

人を管理すると誤解する人がいますが、

管理職は仕事、業務を管理する人です。

 

上下関係で自分の方が立場が上だからといって、

部下の人を「下」に見ていると

その気持ちは相手に必ず伝わります。

 

私たちがやり取りしているのは

言葉や態度だけでなく

「気持ち」もちゃんと伝わっているものです。

 

もちろん、経験が多い方が知識も知恵も多いでしょう。

でも、そのことが人間としての価値に関係あるかというと

そんなことはありませんよね。

 

誰でも、知らないことや初めてのことは

できなくて当たり前なのですから、

それをできるように指導する仕組みを整えることが

組織の運用として大切なことになるのです。

 

全く知らない人への教え方、

少しできるようになった人への支援の仕方、

さらに発展させてほしい人への支援の仕方、

教える立場になる人への指導の仕方

 

相手の成長度合いに応じたリーダーとしての接し方が必要です。

 

テストの点数が高い人が優秀で

そうでない人が劣っている、

という偏った価値観の中で評価されることが長く続けば

できないことが恥ずかしいことだと感じるようになり

人に聞いたり教えてもらうことをためらうようになります。

 

でも知らないことは知ればいいだけです。

 

誰だって知らないことばかりの世の中で生きているのですから、

自分と周囲の人が同じように同じことを知っているという前提の方が変なのです。

 

相手の資質を知ることで

コミュニケーションがスムーズにとれるようになります。

 

 

あなたがあなたらしくますます輝けますように。

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