業務改善・仕組みづくり

還付申告は1月1日から5年間

新年がスタートして10日。
のんびり楽しいお正月モードからそろそろ通常モードに切り替わりましたか?

さて「還付申告」をご存知ですか?

確定申告とは1年間の所得を確定して、税金の計算をし、納税する制度です。
会社員で1つの会社からの給与だけの人は会社で行われる「年末調整」が確定申告の変わりとなり、1年間の所得税を確定され、住民税も計算される仕組みです。

還付申告とは、給与等から天引きされた税金や予定納税で収めた税金が年間の所得金額について計算した所得税(及び復興特別所得税)額よりも多いときに、確定申告によって納め過ぎた税金の還付を受けられるものです。

申告しなければ還付してもらえないので気を付けてくださいね。

通常の確定申告は翌年の2月16日から3月15日が提出期限になっていますが、還付申告は翌年の1月1日から5年間提出できます。

確定申告が必要な人は

  • 給与の年間収入金額が2,000万円を超える人
  • 給与以外の所得が20万円を超える人
  • 医療費控除・寄付金控除・雑損控除を受ける人
  • 住宅ローン控除の1年目の人
  • 上場株式等の損益通算や繰越控除の特例の適用を受ける人

などです。

会社員の方で還付申告になる主なケースとしては

  • 住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)1年目の人
  • ふるさと納税をした
  • 医療費を10万円(※総所得金額の5%相当額のいずれか低い方)以上した
  • セルフメディケーション対象の医薬品等を12,000円以上購入し要件をみたしている
  • 災害や盗難などの被害にあった

などです。

通常の確定申告時期は税務署が大変混雑し
還付されるまでの時間も長くかかるので
早めに還付申告をすると還付金も早く戻ってきます。

申告書は国税庁の専用サイトで作成できるので
ご自身でチャレンジしてはいかがでしょうか。

業務改善・仕組みづくり

確定申告を仕組化しよう

2017年も残り6日です。

会社員の方は今年は29日の金曜日までお仕事という方も多いようですね。

みなさま年末年始、どのようにお過ごしになりますか?

 

自営業やフリーランスのみなさんは確定申告に向けて

ぜひこの時期から準備を始めていきましょう。

申告は2月16日から3月15日までですが、

様々な資料をきちんと整理しておくと、申告作業はだんぜん楽になります。

 

今は、会計ソフトも簿記の知識がそれほどなくても

簡単に利用できるものが増えていますし、

申告書の作成も、国税庁のHPで自分で作成が可能です。

 

経営者として自分のビジネスのお金の管理は必要不可欠ですよね。

 

起業したばかりの方こそ、しっかりと基礎をおさえて

仕組化されると、今後のビジネスの成長にもきちんと対応できるものです。

 

毎年頭が痛い、という方はぜひ下記のポイントを押さえて

書類整理を2018年のスタートから始めてみませんか?

 

確定申告や経理業務をスムーズにするための書類分類のポイントは3つ。

  1. 売上(入金)資料と仕入れ・経費(支払)資料を分ける
  2. 事業専用の預金通帳・クレジットカードを分ける
  3. 所得控除の対象になる書類をまとめる(医療費、健康保険や国民年金保険料、生命保険料、共済掛金、住宅ローン控除の資料など)

保管場所を決めておくだけで、その後の作業がぐんと楽になります。

私の場合、書類の分量が少なければクリアファイルで分類、

多いものはボックスファイルを活用します。

1年分の書類の総量がわかるこの時期に、来年の書類整理の準備をしておくことがおススメですよ。

 

面倒なことこそ仕組化、先手を打つことが大切です。

そして、本業にもっと時間を使えるようにしましょうね。

あなたがあなたらしくますます輝けますように。