ものごとを判断するとき、あなたは何を基準にしているか、意識していますか?
試験では、あらかじめ決められた答えがあって、その答えを出せるかどうかによって評価されることが多いと思います。
幼稚園の受験、小学校の受験とまだ、自分自身の価値観がほとんどない状態で、だれかの価値観に合わせることで評価されることを経験することが、果たして自己の確立にどんな影響を与えているのかなと考えたりします。
私たちが、自分自身に対して持つセルフイメージ(自己認識)は、心理学者によれば5~7歳の頃にすでにできているといわれています。
5~7歳までにかかわる周囲の人たちによって、つくられていると。
もちろん、その後の出会いや環境で変わっていきますが、根強く残るセルフイメージがかなり幼い時期に決定されているというのは驚きです。
人には、知・情・意という3つのエネルギーがあります。
知は知性、情は感情、意は意志。これら3つのうち、どれかに比重が置かれて私たちは行動すると考えられます。
例えば「知」に比重が置かれた場合、正誤や善悪、成功確率などが判断基準となります。
「情」に比重が置かれた場合、好きか嫌いか、快か不快かが判断基準です。
「意」に比重が置かれた場合、思い立ったが吉日、やろうと思ったらやるという判断基準です。
自分自身がどのエネルギーに比重を置いているのかを知ることで、パターンを知ることができます。また、他者がどのエネルギーに比重を置くのかを知ることで、よりよいコミュニケーションの手掛かりにすることができます。
どのタイプであっても、その良い部分を活かし合えれば、全体としてより強力なエネルギーを得られると思います。
人が一人では生きられない理由は、こんな風に得意なエネルギーを分かち合うためなのかもしれません。
あなたがあなたらしくますます輝けますように。