今春から部下や後輩の指導をされる人や、独立起業する方、就職して先生になる方など、人を育成する業務に携わる人もいらっしゃると思います。
経営者や管理職、先生や親、リーダーなどの立場になると、部下やスタッフ、生徒や子ども、メンバーとの対話で、相手のやる気を引き出すことを考えて言葉を選ぶ力が必要ですね。
伝えたいことを、きちんと伝えるためにも、まずは自分自身が何をどうしたいのか、を明確にして、言語化することが大切です。
人間は、多くの人が指示や命令を好みません。自分で考えて自分で行動したいものです。
「思い」はそれぞれの人がそれぞれに持っています。自分の思いだけが正しい、と思いが通用するのは幼児までです。相手の思いも尊重するという前提がないと、相手のやる気を奪ってしまっている可能性が高いと思います。
立場に上下はありますが、関係には上下はありません。やる気を引き出せる対話は、トレーニングで身につけることができます。
ネガティブな言葉を言われたときに、どんな感じを受けるでしょうか。
できない、だめ、ムリ、むずかしい、という言葉は、たとえそれが真実であっても、言われた人にとっては自分を否定されたような、自分を大切に扱ってもらえないような気分になりやすいものです。
物は言いよう、という言葉があるように、同じことを伝えるときに、どんないい方ができるか、を自分で考えてコミュニケーションをとることは、信頼関係を築くためにとても役に立つ方法です。
あなたがあなたらしくますます輝けますように。